こんにちは。蒲田あさみ矯正歯科です。
今回は、矯正後の保定期間をどのように過ごせばいいのか、その重要性とポイントをわかりやすく解説します。
矯正治療で動かした歯は、実は歯の根のまわりの骨や歯ぐきがまだ安定していません。歯を支える骨が新しい位置に再形成されるまでには時間がかかり、その間に歯が元の位置へ戻ろうとする「後戻り」が起こることがあります。
この後戻りを防ぐために必要なのが「保定期間」です。
矯正装置を外したあとに、リテーナーという器具を使って、整えた歯並びをそのままの状態でキープします。
矯正後は「もう終わった」と思いがちですが、保定期間をどう過ごすかで歯並びの安定度が大きく変わります。ここでは、具体的なポイントを紹介します。
① リテーナーを毎日正しく装着する
医師から指示された時間を守ることが最も重要です。特に装置を外したばかりの数か月間は、1日中(食事と歯磨き以外)装着するように指示されることが多いです。この時期にサボってしまうと、歯が少しずつ動き始めてしまうことがあります。
② 清潔を保つ
取り外し式のリテーナーは、使用後に流水で洗い、専用の洗浄剤を定期的に使って清潔に保ちましょう。固定式の場合は、歯間ブラシやフロスを使ってワイヤーの周囲の汚れを丁寧に落とすことが大切です。
③歯の変化を感じたらすぐ相談
リテーナーがきつく感じたり、歯が動いているような違和感があれば、早めに歯科医院に連絡を。早期対応すれば、再治療を防げることもあります。
保定期間をどう過ごすかによって、整えた歯並びが一生ものになるか、それとも後戻りしてしまうかが決まります。
リテーナーを正しく使い、清潔を保ち、定期的に通院すること。この3つを意識するだけで、矯正後の安定性は格段に高まります。
矯正治療に不安がある方は、ぜひ当院にご相談ください。