<後天的原因(出生後に原因があるのも)>
①顎の発育異常
骨格性の不正咬合の原因はさまざまあります。人種によって不正咬合の発現率が異なることからも、遺伝的影響があると考えられています。家族性にみられることもあるため遺伝的要因が存在し、舌の大きさや呼吸様式など機能的な姿勢位の誘導がなされると増悪するものと考えられます。
②外傷
顎骨骨折等の外傷は、整復固定の状況では顎変形をもたらします。また、乳歯の外傷においても永久歯の位置変化やエナメル質形成不全、歯根彎曲などの影響を及ぼすことがあります。
③内分泌障害
骨格性の反対咬合や空隙歯列、舌の肥大などを認めることがあります。